はじまりはいつもミステリー EP4

吾輩のシッポはマーキングする時にもつかうのだ。
対象とする所や物にシッポをこすりつけると臭腺と呼ばれる器官から臭いをだして縄張り、所有権の主張をするという大事な仕事だ。
ご主人様の家を一歩でたその時から、その仕事は始まる。自由気ままな吾輩の行動のようにみえるだろうが、猫には猫社会のルールってものがある。
優先順位や挨拶に至るまで、時には威嚇し、喧嘩になる時もある。
だが、なるべくは知らんぷりをきめこんで、目を合せないようにするんだ。
顔見知り同士ならこれで済むのだが、初対面となると時間がかかる挨拶となってしまう。

Episode4~私の妹~

私の妹は小さい頃はちょっと変わった子だなあ~て思うくらいで見た目はごくごく普通の女の子でした。でも小学校高学年くらいからものすごく開花していきました。なんていうか人の心をつかむのがとにかくうまい!この子の為なら何でもしてあげたいって思ってしまうんです!だから妹の周りにはいつもたくさんの男の子が護衛みたいについていました。女の子の友達もたくさんいたので特にそれが原因でいじめられるとかはなかったです。中学にあがってからは彼氏が切れたところを見たことがありません。どうやら彼氏がいる時から数人の男性が妹を狙い、別れそうになったら一気に男がアプローチしてくるらしいです。運良く付き合えた彼氏がすっかり妹にハマってしまって勉強がおろそかになり彼両親がうちに怒鳴り込んでくるなんてこともありました。とにかく妹は天性の小悪魔なんです。いや、もう魔性の女かもしれない。妹は男性に一切媚びることなくただひたすら我が道を行ってるだけなのですから。まるでどこかの教祖様みたいです。こんな妹を持つとコンプレックスに感じるのではないかと心配されますがまったくそんなことはなく、仲良し姉妹だと思っています。もしかしたら私も妹信者の一人なのかもしれません。

はじまりはいつもミステリー EP3

吾輩はまるでつま先立ちをしながら歩いているかの様な気品ある高貴な立ち姿が美しくて印象的らしい。
そして見えるか見えないかほとんど見えないはずの肉球はグレーがかったピンク色。
この吾輩の肉球で手相占いならぬ肉球占いをしたがる主人。
愛情球や頭脳球、運命球に食球、生命球とやらもあるらしい。
どうやら人間と同じ様に判読できるというから不思議なものだ。
占いながら肉球の揉み解しが始まるとクールにきめていたはずの吾輩も、シッポが単純に喜びの表現をしてしまうのがくやしくてたまらない。
何故、勝手に動いてしまうのか自分でもわからない。ミステリー「謎」なんだ。

はじまりはいつもミステリー EP2

吾輩は自由気ままな猫である。だが、犬の様な性格だと言われる事しばしば。ご主人様と認めた相手には忠誠心と献身的な愛を忘れないからだ。だが、そうでない相手には警戒心が高く、神経質でシャイな態度をとってしまう。
泣き声を上げる事の少ない吾輩はボイスレスキャットと呼ばれるぐらい物静かで穏やかな性格だ。
体は細長くて筋肉質、手足は長い。ダブルコートの被毛は銀色に輝く深みのあるブルーなんだ。
優美な体つきと、鼻筋が通った横顔、口角が少し上がっている事で微笑んでいる様に見えるらしく、ツンデレ王子といわれるイケメンらしい。

運動好きで遊び好きの吾輩が外に出ると見てきたものがある。

はじまりはいつもミステリー EP1

吾輩には大きな真ん丸の目がある。少しつりぎみのこの目は誰もがうらやむエメラルドグリーンの美しさ。この目の瞳孔は明るい所では細長い特徴的な瞳になる。暗いところでは大きく瞳孔を開いて光を集め、わずかな光でも物をしっかり見る力があるのだ。暗闇の中で、吾輩の仲間たちの目はかなり魅力的な光を放っているのを見た事があるだろう。これは光を反射しているからなのだ。
そして、根本は幅広で先がやや尖った様に見える吾輩の耳は別々に動かす事が出来る優れもの。違う方向からの音源でも正確に聞き分けて特定する能力は狩猟に適しているといえよう。
シッポは根本がやや太めで先端へいくと細くなる。高所へのジャンプや着地など跳躍という得意技には重要。体のバランスを保つ役割を果たしてくれるのだ。実をいうと吾輩の感情が表に出てしまうのもこのシッポだったりもする。
さてさて、吾輩の はじまりなんだが、これは いつもミステリーなのだ。

見合い相手

昨年、伯母からの見合いの話をもらい、知り合った彼女と10ヶ月の交際を経て婚約した。そろそろ準備を始めなければならない。こういったことは女性側は夢がいろいろあるのではないかと思い、希望を聞いたりしても、全然嬉しそうではないし、楽しそうじゃない?マリッジブルーとやらか?様子を見ていたが、彼女に不信感を、感じるようになった。何か気になることがあったら言って欲しいし、もう少し先にしようかと聞いても、何もない!と、すかされていました。どうしてもこの流れで準備を進めるわかにはいかない。探偵に依頼。秘かに調査してもらおう。自分は仕事が忙しくて打ち合わせ等に、出向けなかったが、自宅のそばまで来ていただき、細やかに対応してもらえた。結果、彼女は上司と数年前から不倫してた。やっぱり。男の勘もたまには当たる。婚約を破棄するにあたり、弁護士さんも紹介してもらった。慰謝料も請求できるらしいが。人並みの幸せをつかみたい気持ちには変わりない。疑心暗鬼になるのは避けたい。

Episode3~魔性の女の結婚~

私は結婚するまで学校でも職場でも魔性の女と言われてきました。端正な顔立ちをしているとか人によっては美人、かわいいと言われます。色気はそこそこかな?私はいつでも自分のテリトリーを守りたかったのであまりプライベートを自分から人に話すことがありませんでした。そういうミステリアスな雰囲気がうけたのか凛としていて近寄りがたいのになぜか近寄りたくなる不思議な女ともよく言われてました。しかしながら、話さない代わりに聞き役として計算しながらたくさんの男性とお話はしてました。この人の性格上、こういったら喜ぶな!とか、こういうしぐさが喜びそう・・とか、とにかく相手に楽しくしゃべってもらえるように努力しました。おかげでとってもモテましたよ。自分でいうのもなんですが漠然とどんな男性でも落とせる自信がありました。そして今の旦那に惚れこみ、身も心も許して結婚しました。後悔はないです。いろんな男を見てきての結果なので大満足です。たまにパート先の男性に告白されたりしますが私の心が変わることはないでしょうね。

Episode2~職場~

事の始まりは去年、新人として女性社員が入社してからになります。彼女は20代後半で美人で積極的な良い子という印象でした。会社の中では比較的若く、気さくにおしゃべりもしてくれるのでみんなにちやほやされていました。美人だしそれは仕方のないことだと気にも留めていなかったのですが月日が経つにつれて徐々に彼女の本性が出始めました。どんな手段を使っているのかわかりませんが、いつの間にか職場の中で中心人物となり得る人物や役職についてる男性と親密になっていました。そういった男性ばかりをバックにつけておけば注意されない事をいいことに彼女は与えられた仕事をサボったり、無断欠勤をしたりとやりたい放題だったのです。本当に男性の心をつかむのがうまくて最初は彼女のそういった行動を見て批判をしていた人事課の男性社員もだんだん彼女の肩を持つようになっていきました。彼女は美人ですがいつも地味な服装をしていて一切露出もしていません。でもつやつやのロングヘアと透き通るような肌は女の私でも見とれてしまいます。こういう清楚でお嬢様のような見た目と気さくな性格のギャップが魅力なのでしょうね。

Episode1~合コン~

人生初めての合コンに参加した時の話。確か大学を卒業したばかり位の頃で、参加メンバー全員彼氏なしの完全に出会い目的のような合コンでした。私と友人A子以外の女の子はみんな合コン経験者で合コンに慣れてるような感じだったので緊張しっぱなし・・・でも初めてなのは私だけではないし頑張ろうって自分に言い聞かせて場の雰囲気を悪くしないために奮闘しました。しかしいざお酒が進んでくると目の色を変えてガンガン男性陣にくらいつく友人達・・全くテンションについていけない私。同じくテンションについていけないのかちびちびカクテルを飲んでいるA子。正直今まで仲良くしてたはずなのに周りを蹴落としてでも自分が目立とうとする友人達になんだか幻滅してしまいました。合コンってこういうものなんでしょうか?それともテンションについていけない私の性格がいけないのでしょうか。その日は仕方がないのでただひたすらご飯を食べて終わりました。後日一番驚いたのは男性陣の中で最もレベルが高かった男性とA子が交際に至ったという件なんですけどね。しかも男性からの猛烈アプローチで・・あの日一体水面下では何が起きていたのでしょうか。

弟の妻

久しぶり、深夜に弟からの電話。お互い実家のときは仕事の話もしたし、プライベートでもお互いの友達も含め仲良くしていたけど、弟が社会人になってから海外赴任も多いこともあって、ゆっくり話す機会が全く無くなってしまいました。それなので、携帯の着信履歴を見たとき、何か悪い予感がしました。弟は転勤が多く、これまで大変でした。そのうえ泊りの出張も多いのですが、今回、たまたま後半の出張が延期になり、2日も早く戻ってみると。。連絡しても返信がなかったので、そのまま家に帰ると義妹は携帯電話をうちに忘れてあったらしいのです。ずっと待っていても帰宅しないので、実家に連絡してみると来ていないと言われたそうです。待っているうちに眠ってしまったそうで、気づくと深夜だったそうです。心配になり、警察に届けようか迷っていたところに帰宅したとのことです。実家で眠ってしまって、遅くなったから送ってもらったと言ったらしいです。その時から弟は、浮気してると確信しているが、どうしたらいいのかという相談でした。私は探偵さんに調査依頼をすることをすすめました。仕事が手につかないらしいので、早く解決して弟の心が穏やかになることをいのってます。