カテゴリー別アーカイブ: 浮気調査

三重探偵物語 ~夫の浮気 最終回~

一連の騒動が収まり、約1ヶ月が経った。

夫は私に気をつかい毎日仕事から真っ直ぐ帰宅している。
殆ど以前と同じ生活に戻っていた。

私は夫に内緒で司法試験に向けて勉強をしている。
自立を目指し進むことにした。
何年も掛かるだろうが、諦めずに頑張ろうと思う。
弁護士になったら、夫と別れて私は起業する。

ある日、お世話になった探偵さんから連絡があった。
「その後いかがですか、大丈夫ですか?」
少し驚いた。探偵さんが心配の電話をするなんて想像もしなかった。
探偵さんのイメージは私のなかでは決して良いものではないが、
今回良い探偵さんにめぐりあってとても感謝している。
夫が怪しくなったらまたこの探偵さんにお願いしよう!
そして私が弁護士にかったら、この探偵さんに調査をお願いしたいと思う。

三重探偵物語 ~夫の浮気9話~

夫と別れなければ金銭的な苦労は全くないというより、標準以上の生活は出来ている。
結局私もしょうもない女で、この生活レベルを落とすのはバカバカしいと考えてしまう。
ましや彼女にこの恩恵を渡すことは悔しい。夫への愛情はなくなったが、
私は夫との生活を捨てない選択を選ぶことにした。
おそらく今後も夫は浮気をするだろう。でも私は全て目を瞑っていこうと思う。
もちろん彼女と会って話しもしたが、言い訳ばかりで会う価値もなかった。
彼女とは二度と会わないだろう。
私も何かにときめくような趣味を見つけようと思う。

三重探偵物語 ~夫の浮気8話~

どうしようか悩んでいる時でも、誰しも頭のどこかでは答えが決まっているもの。でも今回は答えを導き出せそうにない。離婚したら彼女と夫は幸せになるだろう。そうなると、夫と彼女の思うつぼ!嫌な思いをするのは私だけ。別れないことを選んだら、信用できない人とこれからの長い時間を共にすごさないといけないことになる。どちらもどちらかなのか。取り敢えず夫にぶつけてみることにした。
私は、ストレートに聞いてみた。
『浮気してるでしょ、どういうつもりなの!』
夫は
『何言ってんだ』
私は調査報告書を叩きつけた。夫は酷く動揺して
『すまない、彼女の相談にのっていただけで、疚しいことは少しもない!信じてくれ!』
夫が実につまらない男に見えた。
しよーもない!!

三重探偵物語 ~夫の浮気7話~

調査は続いていた。1度の浮気ではないことを証明する必要があるから、あと数回の浮気現場の証拠を確保する。夫の場合、それは全く難しいことではなかった。毎週、終末は彼女のマンションで過ごしていた。探偵さんが撮影した写真には、見たことのない夫の笑顔ばかりだった。彼女を大事に思っている感じが生々しく伝わってくる。だんたん二人に対して憎しみの感情が込み上げる。
探偵さんは、結論を急ぐことはないから、、一時の感情で自分に損になることはしてはいけない、、と、とても親身に心配してくれた。
調査は終了した。調査費用は43万円。思っていた費用より格段と安かった。調査報告書もとても分かりやすく明確で完璧。素晴らしい探偵さんだった。

三重探偵物語 ~夫の浮気6話~

夫の出張の日、本格的に調査開始。
車にはGPS、4名の探偵さんが担当してくれる。調査結果は言うまでもない。夫は浮気をしていた。相手の女性は私の親友だった。想像もつかない相手だった。微塵の疑いもない相手。どこでどうなるとそうなるか、、私が悪いのか。彼女には理性はないのか?彼女と夫で私のことを笑い者にしていたのか?何を考えようと事実は事実、先ずは受け止めること。この気持ちをどう表現してよいのか、当事者しか分からない気持ちだろう。他人の同じような話しであったなら、そんなの慰謝料とって別れちゃえばいいじゃん!なんて偉そうに言ってるのだと思う。別れる選択、別れない選択、各々にメリットデメリットがある。感情がある。これから解決まで苦しい日々が続くかと思うと鬱になりそうだ。浮気相手が親友というのは、かなり痛い。

三重探偵物語 ~夫の浮気5話~

夫は高島屋で購入したアクセサリーを未だ浮気相手に渡していない。私はとても意地悪な考えを思い付いた。夫が寝ているあいだにネックレスを捜しだす。そして偶然を装って、『何これ?』と聞いてみたくなった。あわてふためくのか、逆ギレして怒るのか?
アクセサリーはすぐに見つかった。夫の車の中だった。私は寝起きの夫に問いかけた。『車を掃除してたらコレ見つけたけど、私のプレゼント?』夫は一瞬固まった。『あ、、そうだけど』
私は『うれしい有難う』と言って包装紙をあけた。ケースも高級。アクセサリーは1カラット以上の大きさはあるダイヤのネックレス。
『ホントは違う人へのプレゼントじゃないでしょうね!』とネックレスを着けながら質問した。夫は『何言ってるの!ぐたらん!』と答えた。
夫にしたら、新たにネックレスを買わないといけなくなっただけのことだろう。ただ、アクセサリーの価値から推理すれば、結構のめり込んでるのではないかと思う。徹底的に調査してもらおうと私は決心した。

三重探偵物語 ~夫の浮気4話~

調査初日。報告を受けた内容はといえば、朝からずっと事務所で仕事をし、17時過ぎに会社をでた。
車で名古屋に向かった。高島屋の駐車場に車を停めて店内へ。迷わず宝石店に入り、店内の商品を一通り見てネックレスを購入した。その宝石店は、かなり高額の商品が揃っているブランドショップ。私の誕生日も近くないし、記念日がちかいわけでもない。そもそもアクセサリー自体、夫から貰ったこともない。ネックレスを買うと、他の店には立ち寄らず自宅へ帰った。浮気相手にプレゼントするために、わざわざ名古屋に来るなんて、、考えていたらだんたんハラガたってきた。

三重探偵物語 ~夫の浮気 3話~

探偵は30過ぎの若くて爽やかな印象。とても探偵には見えない感じだった。私は探偵に夫のことを説明した。探偵は、もし浮気が発覚した場合、別れるつもりか、別れずに浮気を止めさせるつもりでいるのかを聞いてきた。私はどうするか分からずにいることを伝え、調査開始となる。夫の浮気調査を依頼したのだから、数週間後には夫の素行が明らかになるのは当たり前だが、何だか変にワクワク感を感じている部分もあった。夫の秘密に立ち入る、怖いもの見たさのようなものだろうか…

三重探偵物語 ~夫の浮気 2話~

夫が弁護士ということもあり、仕事上で何社かの探偵事務所とのつながりがあった。夫が優秀な探偵とよく誉めている人物に私は依頼することにした。悪徳な探偵も多いらしく、灯台もと暗しでもあるからと考えた。

探偵は松坂の事務所に所属していたので、私は直接会いにいった。探偵は60代前半。元警察官のようなイメージの探偵さんだった。

主人が浮気をしているので、調査してほしいのです。

探偵は暫く返す言葉を失っていた。

大変申し訳ありませんが、仕事でのやりとりがあるので私がお引き受けするわけにはいきません。今聞いたことも誰にも話しませんので、どうかご理解ください。

とても苦しそうな表情だった。

私は、『分かりました』と素直に聞き入れ、代わりに一つだけお願いをした。どちらにしても別の探偵に頼むことになるので、優秀な探偵を紹介してほしいと。

松坂の探偵は優秀な弁護士を紹介してくれた。優秀な探偵が紹介する優秀な探偵なのだから、超優秀なはず!

三重探偵物語 ~夫の浮気 1話~

私は三重県に住む専業主婦。結婚して2年目、夫は弁護士。とても真面目で優しい人なので、私はとても幸せだった。🍀

最初に夫の様子がおかしいと思ったのは、スマホばかり気にするようになった頃から。気が付けばいつもスマホを触っていた。それから、これまで出張などなかったのに、月一ペースで東京出張と出かけ、そのうち週一ペースに出張するようなった。

夫は背が低くてポッチャリデブ。決してモテる男ではない。この人が浮気なんて、、とは思うが、こんな状態が続けば浮気しかないだろう。

私はハッキリさせたくて探偵事務所に相談することにした。

もし夫が浮気をしていたらどうするかは、全く考えることはできなかった。